昔の話

イベント猿の末路

飲食店をやっていると、毎日が同じ事の繰り返し。業態に依ってランチメニューや新メニューの考案をするが、それ以外は何の変化も無い毎日がただ続く…そこへ、地元の商工会みたいな所から「今度、開催されるお祭りに出店してみないか?」といわれ、気分転換に...
体験談

善意と偽善

食品スーパーで買物をしようと思い車で出かける。ふと考え事をしていて駐車場の入口を見逃す。あっと思うが、すでに遅し…数メートル先に出口専用が見える。平日の午後なので車は少ない。充分に安全を確認して出口から入庫する。入って20メートル程走った所...
体験談

テキヤの闇

「souさん縁日屋台をやってくれないか?」代理店の担当者が電話で一声。小生、「そんな案件はテキヤに頼めばいい。」代理店、「えっ⁉違うの???」まだ20代の若い担当だが、時折とんでもなく失礼な発言をするのが気になる。こ奴が世間の仕組みと行儀を...
昔の話

奢りと謙虚さ

秋田県のある街に仕事で行った折、夜になって仲間と呑みに行く事になる。どこに入ろうかと仲間と二人で町中をふらついていると、目の前にA看板が観える。看板には「日本で二番目に旨い店!」とある…業態は居酒屋。何故、一番では無く二番目なのかが凄く気に...
私見

イベントフードの世界(ケイタリングカー編)

ケイタリングカーはパイプテントと違い調理面積が極端に狭い。パイプテントだとイベントでは概ね、二軒×三軒や二軒×1.5軒のテントを使う事が多い。一軒は約180cmなので断然パイプテントの方が有利であるが、食品衛生法でパイプテントでは出来ないア...
体験談

やらずに後悔するよりやって後悔した方が

およそ30年前に、たまたまテレビでシュラスコ料理の映像を観た。思い付いたスペックが45cmの鯛竹串に200gの牛肉を刺して、ドラム缶を縦に切った焼き台で炭火焼きにして800円で売る計画。イベントでこれが出来ないかと身内のスタッフ五人に提案し...
体験談

異物混入

誰もが知る大手食肉メーカーの営業マンから聞いた話。ある日、真空パックされた「生ハムスライス」に針が入っているとクレームが入る。営業マンは「ありえないっ!」と反論。実際、生ハムの製作工程はフルオートメーションで、何度も金属探知機を通り、スライ...
私見

塩分の過剰摂取

血圧が高い…毎度健康診断の折には必ず云われる…まぁ、その他にも中性脂肪やら白血球なんたらとか言われるんだけどね…医師曰く、塩分を控えろと云うのだが塩味を控えた料理ほど不味い物はないよな。しかし当の本人は全く聞く耳を持たない。不味い飯を我慢し...
昔の話

イベントフードの世界(パイプテント編)

昔、小生がイベントフードの世界に入った頃は、ちょうどバブルが弾ける寸前の一番景気が良い時だったと思う。社会全体が好景気に沸き、ほとんどの企業が「イケイケ!」状態だった。だから、広告代理店もスポンサー集めに苦労する事が無く、イベント会場内には...
私見

食べ物への愛

テレビのバラエティー番組で紹介されたスパゲティ専門店。建物の老朽化により閉店を余儀なくされ、38年の歴史に幕を閉じる…番組では閉店直前の営業模様が映される。何十年前のアルバイトが何人も挨拶に訪れる事から、店主の人柄が垣間見える。良い人なんだ...